涼音
切ない
親に捨てられ、拾ってくれた楓をたった一人の家族とひたむきに想い続けるゆずの姿が本当に切なかったです。
彼女の願いは、ただ楓と一緒にいたいということだけだったのに、なかなか叶うことができず、読んでいてとても苦しかったです。
楓が中途半端な優しさでゆずを苦しめていると悩む姿にも泣けました。
楓は悪者に思われるかもしれませんが、一番人間らしいと思いました。
ラストでは2人が結ばれて本当によかったです!切なすぎるお話だっただけに、甘い2人の姿に思わず頬が緩んでしまいました。
人を愛するって本当に大切で大事なことだと、改めて教えてくれた作品でした。