累以

タダモノじゃない Σ( ̄□ ̄;
大人の皆様にオススメする小説・第4弾は、
初のファンタジー作品。

序章からノックアウトされました。
これはマズイ・・・と一旦離れ、興奮により沸騰した感情をクールダウンさせ、欠点はないものかと重箱の隅をほじくる、いや削る、いやいやドリルで穴を開けるくらいの意気込みで、意地悪な読み方をしましたが完敗です。

完成度が高く、『さぁ読むぞ!』という気合がいりません。
「次はこちらです。さぁ、どうぞ」と差し出されるかのように、
目の前の文章を目が勝手に追ってしまいます。
そして、なめらかに情景が頭の中で組立てられる。
それも労せずして鮮明に。
その鮮明さゆえに、時として目を背けてしまう事も。

あちこちに伏線が敷かれ、読み手の興味を途切れさせず、
全ての描写も隅々まで細かく丁寧に描かれています。

主人公の女子高生がクールで格好良く、
戦いのシーンは圧巻。

余談ですが、HPそのものも凝っていて魅力的。
更に、作品のスリリングなイメージに反して、
爽やかな管理人さんと掲示板でお話しするのも楽しみの一つ。
ブログも笑えます。
きっと癒されますよ。