高校生の恭汰は、恋人がいると知っても「黒髪の君」に心を寄せていた。徐々に彼女と仲良くなっていくうちに、友人の佐鳴の様子がおかしくなってきて――。

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制服の赤のスカーフは、“恋人がいます”


緑のスカーフは、“恋人いません”という、暗黙の掟があった。



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ボクの好きな彼女も赤いスカーフをしている。


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双子の絆、友だちとの縁――そんなものに支えられながら恋を続ける男の子の物語。