ヤンキーと周りに勘違いされる少女。そんな彼女に平和な日々は来るのでしょうか。
「ねぇキミ、今暇?オニーサンと遊ばない?」
そんな言葉は、耳にタコができそうなくらい聞いた。
「ごっ、ごめんなさい!!」
そう言って、怖がって逃げる子達も、もう軽く見飽きた。
だけど、
「………天使」
こんなことを言われたのは初めてだ。
「芹、逃げないで」
総長兼若頭
×
無自覚少女
「ちょ、まじで来んな」
無自覚少女、今日も今日とて暴君達に巻き込まれます。