水樹ゆう
夏の夜の幻想譚
■ある夏の日、一人の少年が「ほしまつり」を体験する物語です。
作品全体から、どこか懐かしい児童文学の香りが漂ってきます。
幻想的で、まるでセロハン越しに見ているようなノスタルジックな世界観に、思わず自分の子供の頃を思い出して、とても懐かしい気持ちになりました。
作品構成は無理が無く自然ですし、文章も書き慣れていらして、読みやすいです。
『ケータイ小説』と言う枠に囚われない作品だと思いました。
ただその分逆に、ケータイ小説を読み慣れた読者には、馴染みが薄い文章かもしれません。
少年が体験した「ほしまつり」とは何なのか?
ご覧になっては如何でしょうか。