四つ葉の君

作者まぁ

声を無くした彼方の前に現れたのは幼い頃から想っていた少女、三つ葉だった。だけど三つ葉は記憶をなくしていて…!?






君は笑った。


小さな手に四つ葉をのせて。



「大丈夫!彼方は幸せになる!」



そう言った君は顔も服もどろんこで。



「私が守るよ!彼方は私が守る!」



「だから泣かないで?」



そう言って握ってくれた君の手は温かかった。



真っ暗だった僕の心に小さな光が灯ったんだ。



守りたいと思った。


向日葵のようなこの笑顔を。



君が僕の希望だったーーーー。