花の後ろに隠れる花言葉のように、私達は互いに恋慕を隠すのだ。糸は絡まるほど分からなくなる。
貴方はそう言って
私を捉えて離さない
酷く満足げに微笑みながら
何処から本気なのか曖昧にさせて
寂しさに揺れる黒い瞳に
私を映して惑わす
絡まった指先に気付かずに
私たちは想いを交差させるのだ
それは、
花言葉のように美しさに隠れて