「アキ。」そう呼ぶ貴方の声を、私は忘れることができるの?
頭にこだまするその声はいつしか君の声へ変わっていく。



「アキ。」



私のことを、


やさしい声で呼ぶ貴方の声を、


体温を、


笑顔を、


まだ忘れることができないよ。









――――そうして私は君と出会う。