オギクボ

オリジナリティ満載のファンタジー
特殊な能力を手に入れた主人公達。


代償を覚悟しても手に入れなければいけなかったわけとは?

主人公達に隠された辛い過去とは?

そこら辺の謎が伏線をうまく使いながら凝縮されていました。

文章力にも驚かされますが、読者をあ!と言わせる要素もありました。

ただ、僭越ながら述べさせて頂くと第7話以外非常に戦闘シーンが多いふうに感じました。

ファンタジー好きな人でも、戦闘シーンばかりだと途中飽きないか? 心配になるのは確かです。

何でもありなファンタジーですし、途中、SF要素を取り入れて惚れ薬を登場させるなど、戦闘なしの笑えるストーリーがあっても面白いかもと思いました。

あと、作者の優しい性格がそのまま出たかも知れませんが少しハッピーエンド要素が強い感じもしました。


政府ですら、手を出せないやばいボス的な存在を登場させたり、少し残虐シーンを取り入れても面白さが膨れ上がるかも知れないと思いました。

しかし、リサの能力を与えた謎の女性など、いろいろ謎が多く後半が楽しみです。


書店売られてもおかしくない作品だと思います。