遠い昔に出会った男の子を忘れられず、恋をしない女子高生・心寧(ここね)。ある日、面影が懐かしい彼と出会ったのがはじまりだった…どうして?こんなに苦しいの?
ふとしたとき、
思いだす。
小さな手をつないで
夕焼け道を歩いた
なにもしらない
ちっぽけなわたしは
ただその手を
強くぎゅっと握った
わたしが恋をしないのは
今も彼の笑顔を
遠く思いだすからだろうか