作品コメント

藍愛

2012年12月22日

５ページそれぞれの、恋。
ずるくて、優しくて、儚げで、愛おしい…。

曜日ごとに、彼女を替える彼。

でもちゃんと、彼女『たち』ではなく、彼女を愛しているのだと思います。

言葉の１つ１つが詩的でとっても素敵でした。

作中に出てくる『林檎飴』がとても印象に残りました。

不思議な彼
日替わりで相手を変えている男。

一体彼はどんな男なのだろう、と興味が掻き立てられます。
が、彼についての描写はあまりなく、しかも感情は全く読みとれない。

物語は、各々の女性視点で書かれているのです。

もしかして、「彼」って一人じゃなくて、何人もいるのでは？

そんな違う見方も出来るかもしれません。

それほどに、読者に想像する余地を与えてくれているのです。

ずるい男だと思うのに、不思議な魅力を持った彼に、読んでいる方も惹きつけられてしまう、そんな読後感のお話でした。

斬新！
ガチガチの恋愛小説が多い中、
また違う視点で
描かれていたので
とても面白いと思いました！

曜日ごとの女性の心情や様子が
明確に表現されていて

すごいと思いました！

斬新
恋愛小説と言うには、文章はあまりに淡白。
しかし、間違いなく恋愛小説です。

1人の男について、他の目線から語らせる形は恋
愛小説では珍しいですが、面白いです。


今後の作品も楽しみにしております。