夏目くんの恋ワズライ

作者はる

「…俺。先輩のこと、ずっと見てました」
ひとつ年下の彼の、普段見せない真剣な瞳に…どうしようもなく戸惑ってしまうのだ。
今日も彼は、先輩にワズライ中。





「…先輩のこと、

ずっと見てました」



「…は」


みんなの人気者、ふわふわ年下イケメンくんは、


草食系?

脱力系?



柔らかな笑顔のその裏に。




「先輩、逃げないで」



「…近い、ってば!!」








そんな彼は、恋に迷えるひとりの少年。