ゼーユングフラウの戯言【完】

作者陽鏡奏多

「お前を引き留めることが出来るなら、なんでもやってやるさ。お前の夢を、滅茶苦茶に壊してでも」――死にたがりの少女が口にしたのは過去の話。隻腕の金髪少年との物語。



十月九日。

あの日の話をしようか。



――彼女は笑顔で言った。

「私は今、とても不幸よ」と。



20120802*Ausstellung.

20130208*Ausstellung.

20130226*Ausstellung.