轍 ーdear my youthー

作者あさひ



あの頃のアタシは

繰り返される毎日に

飽き飽きしてた。



「つまんねえ。」


ーーーなにが?


「すべてが。」



イキがってる自分が

ダサイとわかっていてても

そこからの抜け出し方が

わからなかった。



「・・・かわいくねぇ女」


「・・ほっとけし」



手を伸ばしてみたいと思った。