狐火

作者れい

時代・歴史

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誰も信じられなかった黎羅
新選組に会ってから様々なことを学んだ
黎羅は‘人’と生きるために、‘妖’と生きるために、力を使う
例え辛くて、悲しいことにも―――――

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　　ずっと１人だと思っていた

　　これからもずっと

ずっと1人で生きると思っていた

　だけど、なんで君らは僕を助けようとする？

　　僕は１人だって大丈夫なのに

　　大丈夫なはずなのに

　　なのに、なんで君らが傷つくと心が痛むの？

　　僕は君らと違う

　　僕は人間じゃない

　　だから、関係ないはずなのに

　　君らを傷つけたくない

　　君らが傷つかないでほしい

　　君らが幸せになってほしい

　　それが僕の願い

　　そのために、僕は君らのために出来ることをしよう

　　大切な君らのために

　　どうか、幸せになって

　　僕の代わりに、どうか――――――