「—————もしもいつか
突然俺が君の前からいなくなったとしても
俺はずっと君だけを想ってるから。
400年後…未来で待ってるから。
だからまた、生まれ変わっても
——————俺と巡り逢ってくれる?」
そんな約束を愛する君と結ぶことを
俺はただ、乞い願う。
いつか俺に
400年という果てしない時を隔て
令和と戦国で
離ればなれになってしまう日が来ても。
どうか生まれ変わった君に
また出逢えるようにと。
ただ、強く願う。
そう遠くない未来…
俺はきっと、君を一人にしてしまうから。
だからその代わりに、俺の全てを捧げよう。
君をこんなにも愛してしまった。
手放せなかった。
そんな愛すべき罪に
この身は捧げて構わないから。
美しく咲き誇る勿忘草の中で
俺の全てを捧げて。
そして君に贈る。
時を越える永遠の愛の約束を…
————————愛し君へ。
※史実を元にしたフィクションです