皇女・李春藍には夢があった。国を守護する将軍である最愛の夫・薛霄文と共に戦場を駆け、彼の役に立つという夢である。才能と努力の結果すでに人間離れした強さを手に入れている春藍は、「戦神の姫君」と呼ばれ畏怖されていた。
年下の妻の将来を心配する霄文は春藍を戦から遠ざけるが、春藍はどうしても霄文の側にいたかった。
「どうせ認めてもらえないのなら、勝手に戦場について行こう!」
そして春藍は極秘に都を出奔し、霄文のいる戦場へと旅に出る。
怖いもの知らずの戦闘系最強女子と、
戦争に疲れた中年武人の戦場恋物語。