mitiko

聴力を失った少女と、幼かった思い出
ちぃって名前になった経緯、聴力を失った過去。
冬真を好きな椎名。

たった少しの期間だったけど、幸せな時間。
それをお互いが忘れられずにいる。

聴力を失った事は冬真の所為じゃない。
だけど、知ったら彼を悲しませると思っていた椎名は絶対に自分が椎名と教えたくはなかった。

すれ違いがまた切なくて、泣きそうになる。

エリさんの綺麗な文章は、どんな些細なことでも涙を誘います。
これも例外ではなく、椎名の苦労、想いに涙します。
絵を描く描写も、本当に素敵でした。

大好きな作品に加わりました。
素敵な作品をありがとうございました。