雪と縁側と珈琲

ワクワクするネタバレ いつもと同じでいつもと違う彼女の不思議な行動。 ショートショートでストーリーの途中でオチがバレてしまうのは、本来ガッカリになるハズ……。 ところが、この作品は後半に差しかかったところで、だいたい予想できてしまうにも関わらず、 “そのオチを言ってほしくてワクワクする”というまさかの展開。 そして彼女の最後の言葉と、途中、主人公の気持ちとして語られる「あれは忘れられない。」のひと言が、 これから先、何年もずっと幸せが続くのだろうことを予感させ、こちらまで幸せのおすそ分けをもらった気持ちになる。 心地良いコーヒーの薫りさえ感じられる作品です。