黒の頭はもっさもさの寝癖がついたまま
顔を完全に覆う前髪は、男判の貞子と言っても過言ではない。
何も喋らず、彼の声を聞いたことのある人は誰もいないという。
そしてなにより人間判のマタタビと言わんばかりに、彼の体には猫がたかる。
野良も、飼い猫も、どんな猫でも彼の虜である。
おまけにいつもボーッとしている。
そんな、地味で無口で無関心、人間マタタビである彼を、周りは"マタタビ君"とよぶ。
…彼の本当の姿を知らないから
ホモ、バイの溜まり場である男子校に通うマタタビ君。
そんな彼の心のなか、いわば素は
『犯られるとかまじ勘弁。俺タチにゃんだよねぇ~。それに顔を隠すなら瓶底眼鏡だって?はっ。そんにゃの“気づいてくださぁーい”って言ってるようにゃもんでしょ?そんにゃヘマしにゃいって~。だって俺、エリートちゃんだしねぇ♪』
饒舌&超絶美形な紫髪 紫目イケメン&タチ&ドエロでドS&フェロモンを滝のように垂れ流し&猫語?
そして、彼の裏の顔は
喧嘩最強&謎の金髪碧眼 イケメン情報屋
"セシル"
だった。
『依頼はなんですか?ここに来るってことは相当な内容なんでしょう?』
綺麗すぎて格好よすぎる。
さあ、妖艶に笑う彼の餌食になる猫ちゃんは何匹、いや何百匹いるかな?
あなたも、不思議な彼の虜になってみない…?
※この作品は、性的描写をかなり含むBLとなっています。なお批判、バッシングはご遠慮願います。苦手な方はバックをおすすめします。
とてーも亀更新です。読者の皆様、温かく見守りくださいませ。←作者R/UI