流星

ふたつの接点
昭和ソーダ水提出作品、お題「スポーツ」ということで、読ませていただきました。

表紙の画像を見て、サッカーをイメージしていましたが・・・陸上少年でした!
(サッカーのスタジアムは陸上競技場を兼ねている所が多い)

中学時代にクラスで浮いてしまった苦い経験を教訓に、ファンタジーマニアであることをひた隠し。
読みたい本は学校の図書館ではなく、市立図書館で借りて読むようにしている美由紀。

そんな彼女のお気に入りの本を図書館で読んでいたのは、謎のジャージ少年。
実は彼こそが陸上部のエース・中津川先輩でした・・・。

全く共通点がないように思われた二人の第一の接点は、「ファンタジーの本」でした。
ですがこれをきっかけに、二人の間には実は様々な「接点」があったのに、美由紀のほうが見つけられずに気づかずにいただけだったと判明していきます・・・。

やがて「接点」というものは、偶然繋がるものではなく、自ら見つけ出していくものなのだと美由紀は悟ります。
そしてライバル登場。

それぞれ自らに打ち勝つための「バトル」に、勇者となって乗り込んで行きますが・・・。