私たちに接点は一つだけ
昭和ソーダ水様提出作品
お題:『スポーツ』
公開日:2012/09/30
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月森ゆらさん、花香さん、真紗美さん、みちさん、流星さん 素敵なレビューありがとうございます!!
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- 最終更新日
- 2012/09/28
- 作品公開日
- 2012/09/11
- ページ数
- 完結 51ページ
- 文字数
- 16,794文字
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作品コメント
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- 流星
ふたつの接点 昭和ソーダ水提出作品、お題「スポーツ」ということで、読ませていただきました。 表紙の画像を見て、サッカーをイメージしていましたが・・・陸上少年でした! (サッカーのスタジアムは陸上競技場を兼ねている所が多い) 中学時代にクラスで浮いてしまった苦い経験を教訓に、ファンタジーマニアであることをひた隠し。 読みたい本は学校の図書館ではなく、市立図書館で借りて読むようにしている美由紀。 そんな彼女のお気に入りの本を図書館で読んでいたのは、謎のジャージ少年。 実は彼こそが陸上部のエース・中津川先輩でした・・・。 全く共通点がないように思われた二人の第一の接点は、「ファンタジーの本」でした。 ですがこれをきっかけに、二人の間には実は様々な「接点」があったのに、美由紀のほうが見つけられずに気づかずにいただけだったと判明していきます・・・。 やがて「接点」というものは、偶然繋がるものではなく、自ら見つけ出していくものなのだと美由紀は悟ります。 そしてライバル登場。 それぞれ自らに打ち勝つための「バトル」に、勇者となって乗り込んで行きますが・・・。
- みち
二人を繋ぐもの スポーツ。 お題として掲げられたものに、“できない側”からの視点と言うのは私にはない発想でした。 そしてでき上がった私の作品はあんなのになりました(爆) 二人の距離がゆっくりと近づいていく過程がしっかりと描かれていてとても読みやすくさわやか。 この作品の一番好きなところは“できないから、どうするのか。どうしたらできるようになるのか”というものを登場人物たちが体現して行くところ。 主人公がカッコイイです♪ 好きだわ☆
- 真紗美
ふたりの接点 ファンタジー大好きな主人公の女の子は、中学時代あまりにも強く語り過ぎたのか周りに引かれ、孤独な状態になったので、高校生になってからはそれを封印。 友人の芸能ニュースも大人しく耳に入れ自己主張をせず無難に過ごしていた。 そんな彼女が市立図書館で出会ったのは……。 ファンタジー好きな主人公の話のせいか、例える様子もファンタジーの世界なのが楽しく、彼女の潔さがカッコいい。 例えば彼の事が好きな先輩に呼び出され「私がずっと好きだったから、横から入らないで」と泣かれても、理路整然と言い返す潔さ。 そんな自分を友人が認めてくれたのが嬉しくて、ホッとして崩れる可愛らしさ。 彼が陸上と向き合う姿に心を動かされ、彼に寄り添うにはどうすればいいのか、自分なりに考える力。 恋愛って不思議。 好きな人に近づきたくて、向上心も急上昇。 自分をさらけ出せる場所で、素の状態から知り合った2人。 とても読みやすく 彼が図書館に居た理由と、彼女に目を留めた理由など、徐々に出てくる話も楽しいです。 爽やかで楽しい作品でした。