ぬらりひょんの孫~消えぬ因縁の傷~

作者媋夜-シュンヤ-

ぬらりひょんの孫・奴良リクオは最大の敵安倍晴明率いる御門院家を倒してからおよそ半年……。新たに奴良組に怪しげな影が……。ぬらりひょんの孫続編!!(夢小説)

ぬらりひょんの孫 北海道編


北海道編 登場人物


黒百合(くろゆり・びゃくれん)


龍華の娘で半妖。本名は白蓮だが、ぬらりひょんと鯉伴、黒田坊のみが知る。幼い時に父母が戦いで死んだため、ぬらりひょんの養女として奴良組に育てられた。鯉伴に溺愛していたが、奴良組での孤独な生活に耐えられず、自らの里(北海道の釧路)へ帰る。何年か後、奴良組の危機を伝えにリクオの元へやってくる。その後、奴良組に入る。愛称は百合(ゆり)。本名を隠している理由は狛犬編で明らかになる。


容姿: 肩につくほどの長さの茶がかかった黒髪。瞳の色は朱色。藍色の生地に白いユリの柄の着物をきている。


性格:男勝りの口調で、少し気が短い。昔、奴良組にいたころ、鯉伴のことが好きだった。今は黒田坊…?愛称は百合。


畏:龍の妖怪のため、主に畏は風を操る。技は、熊風・神楽舞など。


武器:黒に桜柄の扇子





黒磨(くろま・びゃくや)


龍華の息子で、黒百合の兄。本名は白夜。北海道釧路百鬼夜行の総大将。暗離にだまされて奴良組が父母を殺したと憎む。北海道編終了後、改心して奴良組に入る。家長カナに助けられ、恋に落ちる。半妖。本名を隠している理由は狛犬編で明らかになる。


容姿:先端に赤みがかかった銀髪。この銀髪は父親譲り。瞳の色は朱色。漆黒の着物をまとい、濃い緑色の上着を羽織っている。


性格:口が悪く、ツンデレ。夜リクオのような性格。


畏:黒百合と同じく、風をつかう。黒百合よりも妖怪の血を濃く引いているため妖気への気づきが速い。


武器:父の残した刀・龍牙(りゅうが)





暗離(あんり)


北海道釧路百鬼夜行の裏総大将。釧路百鬼夜行の表向きの総大将は黒磨だが、黒磨をだまし、裏から釧路百鬼夜行を操り、奴良組をつぶそうとする。昔、奴良組の幹部だったが、最愛の妹・暗樹の死を奴良組が救おうとしなかったことにより、奴良組に憎悪を抱いている。山ン本五郎左衛門に百鬼の茶釜を渡したり、羽衣狐に珱姫の話を持ちかけたりするなど、今までの奴良組の戦いを仕向けた黒幕。


容姿:ストレートで長髪の黒髪。真っ黒な瞳。瞳の中が渦をまいている、特徴的なうず目をもつ。 


性格:実の妹・暗那を依り代にしたり、気に入らない妖怪を笑いながら殺したりするなど、残忍な性格。最愛の妹・暗樹にはとても優しかった。


畏:不明


武器:十本の針。針には毒となった畏がたっぷり染みついている。




雲麗(うんれい)


北海道釧路百鬼夜行の幹部。猫又の妖怪。


容姿:金髪の巻き毛。頭には茶色の猫耳がある。瞳の色は藍色。まつ毛が長め。


容姿(変化時):猫のような姿をした巨大な金色の獣。二本の尾と、赤い瞳、大きな牙をもつ。


性格:暗離に従順。一人称はボク。


畏:いろいろなものに変化し、化かす。詳しくは不明。




楓清(かすが)


北海道釧路百鬼夜行の幹部。かつて奴良組の組員だったが、総大将の暗殺を謀ったため、破門された。ろくろ首の妖怪。


容姿:ろくろ首の妖怪。茶髪でおかっぱ頭。深紅の生地に蝶柄の着物をまとっている。


性格:ぬらりひょんへの異常な愛ゆえに暗殺を謀り、破門されたため、奴良組に憎悪をいだく。


畏:幻影を見せ、人々を惑わす。相手の心の弱いところに入り込み、一番嫌な幻影を見せる。




暗那(あんな)


北海道釧路百鬼夜行の幹部。暗離の妹。姉・暗樹を知らない。紀の依り代となる。


容姿:黒髪で長髪。顔の横のひめ毛を結っている。暗離と同じうず目をもつ。


性格:不明。


畏:不明




紀(かなめ)


北海道釧路百鬼夜行の元幹部。肉体を失ったため、暗那を依り代として生きる。妖狐。

容姿:不明。


性格:暗離によって暗那の体に入り込んでいる妖怪。詳しくは不明。


畏:不明




暗樹(あんじゅ)


暗離の妹で、暗那の姉。狛犬討伐の戦いで命を落とす。




龍華(りゅうが)


黒百合・黒磨の父。狛犬討伐の戦いにより命を落とす。ぬらりひょんとは親友だった。奏音に一目惚れし、屋敷に毎日通う。最期の頼みで、ぬらりひょんに娘を託す。




下兪木 奏音(しもゆのぎ そうのん)


黒百合・黒磨の母。陰陽師・下兪木家の娘。陰陽師の屋敷であるにもかかわらず、毎日会いに来る龍華に惚れる。狛犬討伐の戦いにも参戦し、夫とともに命を落とした。