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深く激しく
前作『古今東西』から丸1年、ファンが待ちに待った、玖妙さんの最新詩集の発表です。

 表紙と巻頭詩(?)の、明らかにこれまでとは違う雰囲気に驚きながら読み進めると、1つずつの詩、1つずつの言葉が、次第に読み手の体へ、心へと迫ってきます。
 それは愁いをまとい、次第に深く、激しく…。

 いつしか言葉のリズムは吐息と重なり、悦楽へと導かれていく自分に気付くのです。