にこside
ーーガラガラガラッ!
部室の扉が勢いよく開いて、2年生組が入ってきた。
穂乃果「あ、にこちゃんだ!ねぇねぇ人狼ゲームしよ!」
海未「穂乃果、いきなりそれは…」
ことり「無茶ぶり言い過ぎだよ、穂乃果ちゃん…」
穂乃果の突然の提案に、他の2人は気が乗らないみたいね。いいわ、にこが乗ってあげましょう!
にこ「別にいいわよ、みんながそろったらね」
穂乃果「やったー!」
ことり「OKしちゃうんだ!?」
ーーガラガラガラッ!!
1年生組が入ってくる。
凛「なんか盛り上がってるにゃ」
花陽「ほんとだ。何をするのかな?」
真姫「人狼ゲーム…らしいわよ」カミノケクルクル
りんぱな「人狼ゲーム??」
穂乃果「そうだよ!人狼ゲーム!」
凛「人狼ゲームって何かにゃ?」
うーん、まぁまだメジャーなゲームじゃないから、仕方ないでしょ。
にこ「市民チームと人狼チームに分かれて、市民は狼を村から追放する。狼は村人を捕食する。最近TVとかでも少しずつやり始めたゲームね」
凛「へぇ…」
花陽「おもしろそう!」
真姫「まぁ…やってあげてもいいわよ」
海未「まったく…」
ことり「まぁ、雨で練習もできないし」
ーーガラガラガラッ!
再び扉が開き、生徒会から帰ってきた絵里と希が入ってきた。
絵里「騒がしいわね」
希「ほんとやなぁ」
2人に手短に概要を話す。
にこ「…とまぁ、こういうことで人狼ゲームすることになったの」
絵里と希はゲームを知っていたようだった。
海未「穂乃果、役を配りましょう」
海未が穂乃果にアプリの入ったスマホを手渡す。
なんやかんやで、海未も乗り気みたいね。
穂乃果「よーし、始めよう!」