普通の高校生。
体の関係に溺れ、増えるのは経験と喪失感。
誰かが隣にいればいい…。

そんなあたしが、セフレに恋した物語。

ある日、気が付いた。


あたしは恋愛ができない。



恋って、なんだろう。


愛って、なんだろう。



ただ、寂しいだけ。


ただ、隣を埋めてくれればいい。


抱きしめて。


言って、


「愛してる」って。


そばにいて。


それだけで、あたしは満たされる。



嗚呼、





恋って何だろう。




恋がしたい。





そんなことをほざきながら、






今日も体を重ねるの。








そんな毎日。




飢えた日常。





それなのに、





ねえ、なんで現れたの?







これは、あたしが一人のセフレに恋した物語。