亜希
童話であって童話ではない
いろいろ考えたのですが、
うまくまとめることができません。
とりあえず、読んでみてください。
とても短いお話ですが、考えさせられます。
現実をみごとに風刺した傑作です。
【以下、私の個人的な戯言】
いわゆる国家による『洗脳』について描かれている。
舞台は中世ヨーロッパ。
だが、これは現代でも、そして日本でも行われていることである。
アメリカの戦争に対するあからさまなプロパガンダを始めとし、
日本においては「風化行政」思想。
というか、洗脳を行っていない国などないのではないか?
そんな風に感じた。
国家の真意を知れば
だれも戦争などしないはずだし、
いかに荒唐無稽な詐話を信じさせられているか、
愚かさに気付くはずである。
が、『洗脳』を解くことは非常に難しい。
なぜならその人たちに"アノミー"をもたらしてしまうから。
私たちは『洗脳』の恐ろしさを充分認識し、
あらゆる風評に惑わされることなく、
自分で考える力を持たなければいけない、そう強く感じた。