中世ヨーロッパの比較的豊かな国のお話。
国民は非常に裕福なのだが、政府はあまりにも貧乏だった。
国民から税を搾り取る為に、王が採った政策とは…。
- 最終更新日
- 2008/12/26
- 作品公開日
- 2000/01/02
- ページ数
- 完結 6ページ
- 文字数
- 3,051文字
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作品コメント
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- 亜希
童話であって童話ではない いろいろ考えたのですが、 うまくまとめることができません。 とりあえず、読んでみてください。 とても短いお話ですが、考えさせられます。 現実をみごとに風刺した傑作です。 【以下、私の個人的な戯言】 いわゆる国家による『洗脳』について描かれている。 舞台は中世ヨーロッパ。 だが、これは現代でも、そして日本でも行われていることである。 アメリカの戦争に対するあからさまなプロパガンダを始めとし、 日本においては「風化行政」思想。 というか、洗脳を行っていない国などないのではないか? そんな風に感じた。 国家の真意を知れば だれも戦争などしないはずだし、 いかに荒唐無稽な詐話を信じさせられているか、 愚かさに気付くはずである。 が、『洗脳』を解くことは非常に難しい。 なぜならその人たちに"アノミー"をもたらしてしまうから。 私たちは『洗脳』の恐ろしさを充分認識し、 あらゆる風評に惑わされることなく、 自分で考える力を持たなければいけない、そう強く感じた。
- ウサギ
おもしろい ページ数も少なく、読みやすかったです。 それでいて、色々考えさせる小説でした。 人間の醜い部分を淡々と表していて、 それが、更に作品の雰囲気を盛り上げているように思いました
- 藤林 來未花
考え深いです。 たった6ページしかないんですがね コレ。スゴく考えさせられますよ。 結末に私は読み終えてゾクッとしました。 この設定の素晴らしさに圧巻しました☆