番外編CHARANSIC~君の背中に羽根「悪鬼の過去 ~ レギウスとカミナンド ~」

作者アルグ様

「……私が奴をサイボーグ化し、あの銃を与えたからだ…」


そう…あれはもう10年以上も前…


私はこの翼の生えた少年に何を思ったか、私と奴の昔話を離し始めた。





・・・



「アースートー、アストったら!」


「ん~…まだねむぃ…もう少し寝かせて…」


昨日は徹夜でまた足を作ったんだ…もう少し寝かせてくれよ…。


「んもう。アストったら、朝になったら歩く練習に付き合ってくれるって言ったじゃない」


あぁ…そう言えばそう言ったなぁ…仕方ない。起きるか。


「おはよぉ…モィナ」


「おはよう、寝ぼすけさん」


恋人でもあり、私の患者でもある人魚のモィナのキスで眠気を引きずったまま今日も一日が始まった。