僕は大学生になった憧れの拓哉先輩に出会った。側にはいつもアユさんがいる。彼女は僕が知っている女性とは、まるで違っていた…そして、その日から僕の片想いが始まった。
あの時…
貴女に逢わなければ…
なにより彼に会わなければ…
僕の心に虹のカケラは刺さらなかっただろう。
いつもと変わらない 毎日を過ごし
いつもと変わらない 明日を迎え
いつもと変わらない 昨日を見送る
そんな
平凡で退屈な日々の繰返しだったに違いない
だから…
僕は虹のカケラを忘れない。
きっとずっと…
忘れない。