親友の片思いの相手はかなめの元彼だった。でも、親友には、そのことをいえず・・・。そして、あの秘密も。せつない、片思いの物語。
「ねぇ・・・、かなめ。「ん?」」
ミナのツインテールの髪がゆれる。
「伊野君って知ってる?」
確か・・・、私とミナと同じ2年の男の子だったはず・・・。
「知ってると思う・・・。」
「す・・・好きなんだ。」
はじまりは・・・この時だ。
親友の好きな相手は、私の元彼だった。
許されてはいけないのに・・・
それでも、それでも、連を求めてしまう。