時は大正。ちょっぴり毒舌なお嬢様の前にちょっぴり寂しがり屋の王子様が現れる。正反対の2人が織りなすちょっぴり不器用な恋い模様
私の家族は、少しお金持ちの普通の家族。
私の学校は、アホなお嬢様ばかり。
だから、私の友達は、クマの人形の良夫だけ。
それだけで、良かった。そんな日常に満足していた。
彼は、突然現れて、私にこう、言うのです。
「いろはにほへと、ちりぬるを わがよたれぞつねならむ
ういのおくやま けふこえて あさきゆめみし 恋 いろは」