わたしが売られた先で出会ったのは、冷酷無慈悲な悪魔のような男。漆黒の瞳には、何の感情もこもってなくて、ただひたすら、酷い人だと、憎んでいたのに_それは破滅の恋?




「無駄だよ。そいつ、女に興味がねぇんだ」





冷酷無慈悲な夜の帝王、黒碕-«クロサキ»は、悪魔のような男だった




「お前は今日から商品だ。逃げれば殺す」



暗い冷たい瞳で、そう呟くあなたのところへ売られたあたしは、あなたのことが大嫌いでたまらなくて





-なのに、


「俺はお前が思ってるほど、優しくなんかねえよ」



そういうあなたの顔が頭から消えなかった





感情を忘れた冷淡な男と帰る場所のない少女


夜の街で、ふたりは出会った




【裏社会×ダークラブストーリー 】




注・タイトル「夜の悪魔は甘く切なく」から変更致しました。


初めての作品ですので、拙い点は多いと思いますが、どうぞお気軽に読んでください。読んでくださる方が多いほど励みになります。