冬のひだまり。

作者のまのま

原因不明の病を抱えた、青葉は療養先のカナダで高1の冬、世界のトップで活躍する高校生フィギュアスケーターの琉生と出逢う。重なる偶然、2人の闇、想い、その結末とは。





私の命にはタイムリミットがある。


産まれてすぐ病気だとわかったものの原因不明

治療法はなく20歳まで生きていられる可能性は0に近い。


私は中学卒業を機にカナダの病院に入院した。

運命に抗うことを諦めていた。




――そんな高1の冬、君に出会った。



そんな偶然が自分の人生に、

大きな変化をもたらすとも知らずに。






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いつも笑顔を絶やさない心優しい少女、

水瀬青葉(ミナセアオバ)は

不治の病を抱え、20歳という命の期限があった。


青葉は療養の為に行ったカナダで、

とある少年と出逢う。


その少年の名は白羽琉生(シラハネルイ)。

日本では有名な世界のトップで活躍する

高校生フィギュアスケーターだった。


その美しい容姿と、時折見せる笑顔、

そして多くの人々を魅了する華麗な演技から

『王子』『氷上の天使』とのあだ名がつくほどの人物。



しかし彼はとある理由で他人を嫌い、

心を閉ざしている、王子とは程遠い、冷酷な人間だった。





度重なる偶然。

幾度と襲いかかる苦難。

青葉の想い。琉生の想い。

2人の夢。


互いの想いが通じ合う時に起こる出来事とは…?



しかしその間にも命の限りは迫っていて…