いつだって記憶の片隅にはもう一人の誰かが居た


…いや、誰か、というか、それは、…私?




私はいったい、だあれ?


───────なんて、ね









暗闇に隠される容姿

唯一月の光に照らされた唇は冷ややかに微笑まれる


そのオーラは既に彼女の美しさを露わにしていた