ほら、大丈夫って笑ってよ。

作者律子

コンビニでバイトしている少女が出会ったのは、一人の不良だった。
彼は笑みを絶やさず、いつも少女の前に現れる。

「俺、あんたみたいな奴好きだよ」





「俺、あんたみたいな奴好きだよ」





たとえそれが嘘だとしても、

私はその言葉に救われた気がした。嬉しかった。


私を好きだと、私の目を見て言ってくれたから。





だから





ねぇ、あと一度だけ。


神様。


蔑んでいい、罰を与えていいから。





本心を見せないあの人を、



信じることを、







あなたは許してくれますか。











この話では未成年が喫煙、飲酒を行っておりますがそれらを推奨するものではありません。したがってたとえ主人公がそれらを認めても世間一般では認められていないので未成年の喫煙、飲酒は絶対にやめてください。