「俺の奴隷になれよ」
おとなしく平穏な生活を過ごしていた松雪 凛は人気者の綾部 晴斗に秘密を握られて…

「黙っててやるよ。


そのかわり…





お前、俺の奴隷な?」




ずっと苦手だった、一生関わることなんてないと思ってた人に、秘密を握られた。




最悪だと思った。

暇つぶしのおもちゃなら他で見つけてほしかった。



でも…



「お前は俺の奴隷だから。お前をいじめていいのも、泣かせていいのも、俺だけなんだよ。




…ただ、それだけ」




泣きたいときにはいつも側にいて、たまに見せる優しい笑顔に心が狂わされる。





遊びだとわかっていても、ただの奴隷でいつかは捨てられるとわかっていても



…もう止められない。





私は、あなたの虜………















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