最愛【完】/旬嘉
交錯する恋心一定の間を取りつつ淡々と綴られているのですが、登場人物達の情報を出すタイミングが絶妙で無駄なく読みやすいです。登場人物の気持ちを丁寧に描かれているのも好ポイントでした。二つの視点で物語が展開するのですが、この視点も10年と言う時間差を違和感無く交錯されているので、208Pとボリュームはあるのですが、ストレス無く拝読する事が出来ました。物語のテーマであるすれ違う純愛と言うドロドロとしそうなテーマを、読後に感じる清々しさに誘う作者様のストーリー構成の巧みさに★5つです☆