Shino
きれいな恋心。
最後に、旬嘉さんがおっしゃっていた、テーマ。
作品を読んでいるなかで、じわり じわりと心に届いてきました。
特に最後の「夏」の章。
わたしは涙が止まりませんでした。
今こうしてレビューを書いているのですが、涙がまだ止まりません。
ほんとうに、素敵な作品でした。
千紗ちゃんは本当に優しくて、輝君が大好きなんだと思いました。
大好き以上に、大切なんだ、と。
決して恋人同士というわけじゃなかったけれど、二人は思いあっているだ、と。
この作品は、本当にすごいです。
交代で、10年のときを行き来している。
まずはそこに驚きました。
やっぱり旬嘉さんの文章、だいすきです。
表現が、すごく繊細。
感情をわたしたち読者にきちんと伝えてくれる。
それは直接的に立ったり、情景描写、行動を通してだったり。
本当にすばらしい作品です。