高校一年生の夏休み。父親と喧嘩をして父方の祖母の田舎に行こうと決心して一人で祖母の家に向かった新谷 旭。
そこで出会ったのは「ゆき」というひとりの女の子。
しかし、初対面で泣かれてしまい、「あなたが嫌いです」と告げられ出会いは最悪であった。
しかし、人に世話をやいてしまう性格のせいで一人暮らしをしているという「ゆき」をほっておけなく、「ゆき」も会う度に嫌いです。と言いながら旭が困っていれば助けたりしてしまう。
そうして、少し仲良くなれたと思っていたのに、やはり「ゆき」の口からは「嫌いです」しか出てこない。
それには誰にも言えない秘密があった。
始まりは今から400年前。何百年にも渡る恋の話。
「あなたが嫌いです」
これは彼女が俺に向けた愛の言葉だった。