めぐりて春 †桜†

作者神楽

ヒトを喰う異象を視る少女、紀崎呼夜美は異象をヒトの世に蔓延らせないよう活動する小さな店と出会う。それは神羽の町に広がる失踪事件とも関係していた。シリーズ第一弾。

『櫻の樹のしたには……』



そう聞いて、あなたはまずはじめに何を連想するであろうか。




 †   †   †



視る者が限られている「異象」はヒトを喰う。

異象を視る少女、紀崎呼夜美は新しい土地で桜の奇妙な屍体事件に遭遇する。

そして呼夜美がめぐり会ったのはこの世界に存在する奇々怪々を滅すべく世界の裏で活動する者たちであった。


魔道師と『猫の目』の少女が出会った時―――――――――


これは現世と現世の、忘れ去られた狭間に現われた奇怪な†奇界†の物語。

めぐりてシリーズ第一弾。



2006年7月26日完結。