いつの時代も消えはしない
『恨み』 『嫉み』
ゆらゆら揺れる、幾つもの、青い燈は死の蒼色。
すべてが消えて、詠み終わる。
呼び込めや、それはアヤカシなり―――――――――
何が来るかはそのときの、語り手意外は露知れず。
さて今回は、『呪われる』
それとも『呪う』
すべては夜闇の蝋燭の、淡い灯りに隠されん――――
† † †
突如知らされた不吉で異様な担任の死。
それがすべてのはじまり。
神羽の学生たちを中心に密かに流行する「百物語」の呪の儀式は、呪をかけたものに災厄をもたらす、そして術者にも死をもたらす降霊術だった。
連鎖する『呪』と『百物語』の関連性、呪が連鎖するその真相とは―――――――――
めぐりてシリーズ第二弾。
めぐりて露†百物語†
は、シリーズ二弾です。
一弾、
めぐりて春†桜†
を読んでからどうぞ。
2006年10月8日完結。