愛されたい、そう願っていた私の目の前に現れたのは綺麗な涙を一筋流した謎の美青年だった。
彼の愛は、重くて、ちょうどいい。






昔からなんとなく親から与えられる愛が姉より少ないと感じ続けてきた。


姉と自分をいつも比べて劣等感まみれだった。



いつか自分だけを、愛してくれる人に出会いたい。



そう願っていた私の目の前に現れたのは、綺麗な涙を一筋流した美少年でした。




「きっと僕は桜に出会うために生まれたんだ」


「僕以外の男、桜はいらないよね?」



彼の愛は、重い。



でも、愛に不慣れな私には、ちょうどいい。





工藤 桜(18)

 

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星 怜央(19)