緑茶
愛憎
物語のスタートから衝撃を受けっぱなしでした。ただのヤクザモノでも、陳腐な恋愛小説でもない、若い二人の暗い過去と辛い現状、そして絡み合う愛憎……。
主人公の恨みの深さの割にあっけらかんとした態度や馴れ合いを求める気持ちには賛同しかねましたが、賢吾の優しさや本音に気付いていく過程には胸が締め付けられました。
結局実佳は賢吾をどうしたいのか。どこへ向かっているのか。
先が気になります。
実佳の身元が割り出せないなどまだまだ謎な部分もあるので楽しみです。
ただのヤクザにあらず、優しさや葛藤を秘めた若頭を是非堪能していただきたいです!