君と花を食べる

作者アオ

「花のような君に出会えたのが、始まりで終わりだったんだよ」

未来を見ることができる少年と、一人の少女が、少しずつ何かを失くしていくお話。



―――ハロー、ハロー。



未来は未確定ですか?




「未来は見えない方が、きっと楽しいよ」



そう笑った君は、何を想っていたのだろうか。



「もう、見えないんだ」




見たかったこと。見たくなかったこと。




嘘つきな僕らは、ただただ、神様に見つかってしまわないようにと小さくなって怯えるだけでした。







未来が見える男の子と、

未来は見えない女の子の、お話。




―――――彼らの未来は、







※これはモバスペブックで完結している作品のリメイク版です。