オオカミ少年は事実を言う。ヘルメース神はそれを本当だと言い当てた。オオカミ少年が嘘を言う。ヘルメース神はそっと唇をオオカミ少年にあてがった。
「嘘つきだー!
こいつの言うことに耳を貸すなー!」
皆逃げて独り孤独に彷徨う
「あなたは正直者だね」
誰かが後ろで微笑んだ
※題名の「オオカミ少年とヘルメース神」はあくまでイメージであり、実際に彼等が登場するわけではありません。