ブランコ・ネーロ

作者佐藤泰子

僕にとっては何もない世界と現実。

彼女には、儚く透き通るような白があった。

僕は彼女とは違った、何もない透明だった。

彼女と出会う日までは…。



何かを得るには、何かを犠牲に。






そんな世の中で、生まれてきた運命。