罪と孤独は甘い蜜の味のようで

作者葵 文

『わかった』これが、私が最期に発した言葉だった。生徒会長・篠宮さくらは、孤独だが絶世の美女である紅葉に恋をした。意を決して告白するも、彼女から出た言葉は…?

じめじめとした夏の出来事だった。


辺り一面に咲き誇る白い百合の花は、私の真っ赤な愛で染まっていく。



私が手を伸ばした先には、大好きな君。


怯えて、小さく震える君。


とってもかわいい。



私は、ちゃんとあなたの元へ戻り、

大好きな君の耳元でこの“言葉”を囁くの。




『君が私を殺した』