桜の花びらが雪のように舞い散る中、オレは彼女を見かけた。


オレが彼女をはじめて見かけたのは、桜の花びらがまるで雪のように舞い散る日だった。


翌日、同じ高校の先輩として再会した彼女に、オレはすぐに告白した。


恋人になってから1年―。


再び桜が咲く頃になり、オレの胸の中には不安が降り積もっていた。


まるで雪のように…。