出来の良い姉がいるせいで、家族からあまり良く思われていない私は、土砂降りの雨の日に濡れ衣を着せられ捨てられた。そんな私を見つけてくれたのは…。
それは、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨が降る日だった。
その日は、人生で最も最悪な日と言えるだろう。
そんな、人生で最も最悪で…消えてしまいたいと思った日に出会ったのは…返り血に濡れた人だった。